既にインターネットが広く普及した現在、Webサイトが製品を販売するだけの手段として使われるのではなく、インターネットを利用するメリットを生かしたサービスが増加している。そのような状況の中で、会員制高級化粧品販売サイトをビジネスツールとして活用するコスメティックデザイン株式会社は、インターネットでのビジネス手法として市販されている製品とは異なった方法をとることにより、顧客個人のニーズにあった商品サービスを広いエリアで展開できることに着目した。
この会員制のサービスは、顧客自身から寄せられるアンケートデータと豊富な経験により、専門のドクターが各個人の肌の特性にあった化粧品を提供することを基本理念としている。もちろん、オーダーメイドまたはドクターメイドの商品であるため1日の生産本数が限定され、化粧品容器ひとつにも顧客ひとりひとりの個人名ラベル貼付を行うなど細かい部分にもこだわりをもつ商品を提供している。「インターネットの恩恵でOne to Oneのビジネスが可能になりましたが、そこから得られるかなり大量のデータを4Dによってまとめることに成功しました。」(コスメティックデザイン CEO 医学博士 桜井信彰氏)
このようなグラフ表示は、一般的には開発者自身が独自に<プログラムを記述する必要がある場合が少なくない。ここで利用されているレーダーチャートも開発者が独自に記<述したプログラムによる。
4Dによる開発では、製品に標準装備されたグラフ素描プラグイン「4D Chart」も利用することができる。この場合には基本的にグラフ表示に関してはプログラムが不要である。4D Chart用のコマンドを利用することでプログラマブルな制御までも可能である。
また、このシステムでの4DはWebサービス部分のみを管理しているだけではない。4Dのデータベース機能を利用し、カルテの作成、工場への発注書の作成、工場での工程管理はもちろんのこと、ラベル印刷を含む商品発送や決済管理までも総合的に管理している。このようにデータベースを分散させることなく、またデータベース自体がWebサーバでもある4Dの特徴をフルに生かしたシステムであることにより、複数のソリューション開発を行う必要もない。また、システム全体を4Dだけで見渡すことができるので開発者にとっては開発効率がよく、システム管理者にとっては複数のシステムを監視するような煩雑な作業を回避することができる。これはデータベースとWebサーバを同一のソリューションとして開発できる4Dならではの利点である。「様々な判断や分析を行うためのシステムのバックヤードでの処理にも不安はありません。」(コスメティックデザイン CEO 桜井芳輝氏)さらに、4Dによるフレキシブルな開発スタイルについても語っている。「実際にやらなければわからない部分は必然的に起こりますが、その状況に応じてシステムを組み上げることができました。」このように必要に応じて随時システムを拡張できる4Dのメリットも生かしている。
4Dを利用したWebサイト構築では、HTMLタグ以外に4D LOOPなどの独自タグを使うことが可能であり、ダイレクトなメソッドのコールやパラメータの引き渡しなどはすべてHTMLページ上で制御できる。つまり、SSI(Server-Side-Includes)機能が、より使いやすく提供されている。エンジニアリング作業とデザイン作業の分離が可能であることにより、全体としての開発効率の向上につなげることができる。もちろん、データベース部分に変更を加えることなくインタフェースを変更することや、逆にインタフェースを変えることなくアプリケーション部分を修正することができ、システム構築後のメンテナンスも行いやすい。
なお、このサイトのインターフェースデザインには、Adobe®GoLive™が利用されており、4DにはGoLive™専用のプラグイン(英語版)も用意されている。4D ExtendScript for GoLiveを利用して、出力されたデータベースストラクチャの要素をテーブル、フィールド、メソッド、変数をGoLive™のパレット内で4D HTMLタグとして利用することができる(英語版)。
(2001年10月)
» コスメティックデザイン株式会社
本社東京都港区
ドクターの監修指導のもとにオーダーメイド高級化粧品の販売を行う。
http://www.cosme-d.co.jp/
» 有限会社ホップス
http://www.hops.co.jp/

