7年前、インテリ・チョイス社(IntelliChoice, Inc.)の社長であるピーター・レヴィ氏は、新しい自動車の購入を望んでいた。地元の図書館を訪れたが、自動車検索のための完全なシステムが存在しないことがわかり、インテリ・チョイス社を設立し、現在ではアメリカ最大の自動車情報提供会社となっている。彼は直接的な経験から次のように語る。「自動車の購入にはとてもストレスがたまります。私たちの情報は適正な価格での自動車購入を助ける最高のものです」
インテリ・チョイス社は、莫大な自動車情報を管理し、各自動車について、オーナーコストや購入価格を計算する。顧客に要求された自動車比較のカスタムレポートの他に、同社は4th Dimensionを利用して完全自動車価格ガイドと完全小型トラックガイドを含むいくつかの書籍を発行する。この2冊の書籍はライブラリジャーナルの、名誉あるベストリファレンスブック・オブ・ザ・イヤーを受賞した。同社はまた、自動車とオプション装備の希望小売価格とディーラー価格がリストになった自動車価格新ガイドを発行する。
この会社はそもそもその自動車データをExcelのスプレッドシートに保存していたが、レヴィ氏いわく「私たちはさらに柔軟性を必要としたためにデータベースに移行しました。私たちが4th Dimensionを選択した理由は、その時に要求を満たすデータベースがほとんどなく、4Dが明らかに優れていたからです」
インテリ・チョイス社は4th Dimensionをさまざまな方法で利用しており、それは社内での利用からリファレンスガイドの発行までにいたる。同社は4th Dimensionアプリケーションをデータストレージおよび分析、注文入力、レポートの3つの用途に分けている。
自動車情報が蓄積されたデータベースはIntelliCarと呼ばれる。従業員スタッフは最新の情報を顧客に提供するために、政府またはメーカーのレポートによってIntelliCarをアップデートする。アメリカ国内で販売される800種類の異なる自動車の特徴やオプションは絶え間なく変わるので、データベースを更新し続けることは止められない作業である。このIntelliCarのデータ容量は1モデルに対して年間50MBになる。
IntelliCarは、標準装備、減価償却、走行距離、保険料、ディーラー価格を含む、自動車やトラックに関する数千の情報を管理する。この情報によって、さまざまな方法でのレポートや書籍の印刷が可能となり、シガレットライターを装備した車の一覧表示から、一定期間での所有した場合に必要な最低コスト計算まで自動車のオプションの比較が可能になる。
インテリ・チョイス社は4th Dimensionからスタンダードレポートとカスタムレポートを生成する。スタンダードレポートは共通して自動車の価格、仕様、オプションパッケージ、保証、その他の特徴を分析する。また、顧客はいくつかの要素の組み合わせに基づいて自動車を比較するカスタムレポートを利用することも可能である。
多くの銀行、クレジット会社、保険会社は、彼らの顧客に関するデータを扱うインテリ・チョイス社からカスタムブックをオーダーすることができる。例えば業種により必要とする情報が違うが、クレジット会社は価格や保守情報を必要とする一方、保険会社は安全性に焦点を当てた情報を望んでいるかもしれない。
自動車レポートと書籍の電話注文を受け付けるインテリ・チョイス社のスタッフはオーダー入力データベースを利用する。このデータベースには顧客氏名、住所、クレジットカード番号、求められたレポートのタイプといった情報がおさめられている。
顧客が特定の自動車のレポートを求めた時に、顧客はポップアップメニューからブランドを選択する(このデータベースはスタッフが選択できる型番を自動的にリスト表示することができる)。すべての型番の中での独特な特徴が表示されることにより顧客はどの型番かを決定できるようになる。「かなりの登録件数があり、求めていた自動車を見つけるためにリストを絞り込むことができます」(インテリ・チョイス社 プログラミングマネージャ ティム・ディネイ氏)
注文の成立後は、このデータベースはカスタムレポートを生成する。基本的には10ページの長さであり、わかりやすいフォーマットで自動車データがリスト化されている。顧客がそれをファックスでの受信を望む場合には、このデータベースは自動的にファックスナンバーを呼び出し、モデムを通じてこのレポートを転送する。この方法では顧客はオーダー後2分もかからずにレポートを受け取ることができる。「これはトータルな4Dソリューションです。私たちは包括的なレポート機能を利用しますが、4Dがこの処理すべてを実行します」(レヴィ氏)
4th Dimensionはこれらの注文情報を保存・管理し、データを計算し、レポートを生成し、印刷またはファックス送信する。スタッフはこのすべての処理を行うことはない。「顧客が電話を切った2分後には、彼らのファクス機にレポートが送られ、4th Dimensionはこれらの間のすべて処理を行います」(レヴィ氏)。
新車比較、コメント、保証、価格、安全機能、政府によるリコール統計の他に、インテリ・チョイス社が提供する独自のサービスのひとつとして、自動車の車両価格とは別の所有時のコストを計算する。オーナーシップコストを計算するためには、このデータベースは、価格の下落、収入、保険、燃料のコストと同様に、30以上のメンテナンスサービス、修理用パーツの価格を管理する。各自動車の履歴データを用いてこのデータベースはサービスが必要とされる頻度やパーツと作業費用を計算する。最終的なオーナーシップコストには、ガソリン代、税金、異なる状況での保険が含まれる。「私たちはすべての情報を追加し、総合的なことを伝えます。この車に関するすべてのことに関して適切に車のメンテナンスを行うことは必要であり、一定の走行距離以上については費用がかかります」(レヴィ氏)
毎年発行されるインテリ・チョイス・リファレンス・ブックは、およそ400ページに及ぶ。これらはノースカリフォルニア州の書店で販売され、他の州の場合にはインテリ・チョイス社から直接購入することができる。顧客向けのプライベートレーベル書籍の発行はインテリ・チョイス社のビジネスの重要な部分である。顧客の会社ロゴをいれ、その書籍は、求められた特定のデータをリスト化し、読みやすいフォーマットで表示する。これらの書籍は各モデルの装備を表すアイコンや乗り物の写真を含むことが可能である。「私たちはそれぞれを独自にデザインしています。私たちは顧客の望む情報を追加し、気に入ってもらえるであろう他にはない高い価値のものにするために4th Dimension内に情報を取り込みます」(レヴィ氏)
この特別に作られた書籍を使うことで、これを利用する会社は彼らの顧客に対して役に立つ個別サービスを提供する。「もしあなたが自動車販売店の人との交渉に興味がある場合は、あなたのために特別に作られたこの書籍を使い、即座に顧客の視点でベストを尽くすことができます」(レヴィ氏)
さらに、このカスタムブックはインテリ・チョイス社と4th Dimensionによって独自の体裁をとることができる。この独自性は、顧客に対する確かなニーズに応じることにより会社に競争力を与える。
インテリ・チョイス社が発行するこの書籍は完全に4th Dimensionで構築され、データの集積と分析からページレイアウトまでを行う。4th Dimensionはインテリ・チョイス社にデータの保存と管理することを可能にし、数千の自動車アイテムの中からの選択を容易にし、カスタムブックやカスタムレポートを生成する。「私たちは、フレキシビティに顧客に彼らが望むものを提供するだけです。私たちは、自動車に必要なことやコスト効率のよい情報とともにその書籍をデザインします」(レヴィ氏)
4th Dimensionによるレイアウトはデータ検索が行いやすく、外部の会社によって注文されるカスタムブックの製作も容易にする。「データベースの利点は書籍製作に時間がかからないということです」(デニー氏)
レポートや書籍内のデータは、利用者が情報を探しやすいようにつくられている。「私たちはわかりやすい私たちの製作物のためには苦労しています」インテリ・チョイス社のレポートと書籍は明解で読みやすく、画像入りで、検索に役立つ要約をもつ。4th Dimensionのグラフィカル・インタフェースはインテリ・チョイス社の従業員にとってデータ入力とレポート生成に役立つ。「4Dではインタフェースの変更を行うことができますので、私たちは効率よく働くことができます」(レヴィ氏)。デニー氏によると、データベースは学習するためにとてもシンプルであるという。一貫したインタフェースにより設計されているため、データ入力やデータ利用はシステムを通じて同じである。
毎年、インテリ・チョイス社はロサンゼルスでプレス向けコンファレンスを開催し自動車大賞を発表する。データベース統計によって、最高に価値のあるまたは最もオーナーコストの低い自動車が選ばれる。統合されたデータベース分析を基礎に、各賞は、輸入車、小型トラックを含む8部門に贈られる。このコンファレンスには報道関係や自動車産業から多くの人々が出席する。「人々は、背中を軽くたたき『やったね。』と言い、コンファレンスに参加して大喜びします」(レヴィ氏)
インテリ・チョイス社のデータベースは自動車購入を容易にし時間の浪費がない。「個人によってはすべての自動車には良い点と悪い点がありますが、ニーズにあうひとつのものを800以上のモデルから探すことを請け負います」(レヴィ氏)。インテリ・チョイス社のレポートと書籍は、自動車の価格と装備、性能を比較するために複数のディーラーを訪れる時間を節約する。デビー・エルドリッジ氏(インテリ・チョイス社 データ・ディベロップメント・スーパーバイザー)は自社データベースを利用して自動車を購入した。「私の必要とした自動車の情報を導くことができました。また、それからそれらの価格や特徴の情報も得ました。私が得た情報は、私の望んだ唯一のものであるということがわかりました」
エルドリッジ氏のように、顧客はインテリ・チョイス社の情報を利用することで、ディーラーとの最良価格での交渉の準備をする。「私たちの製作物は実際に最低価格での自動車購入に役立ちます」
「私たちは完全なビジネス向けのツールである4th Dimensionの典型的な事例です。4Dによって役立つことはこれ以上には何もありません。4Dは手助けの道具というよりも、4Dを使うことがビジネスなのです」(レヴィ氏)