1920年代の発足以来、女性有権者リーグ(League of Women Voters、以下LWV)は、特定の政党とは関連しない非営利組織であるが、情報に基づいた活発な市民の政府参加を教育や提言を通して手助けしている。変革と良い政府をめざす信頼できる勢力としての持続的な活動とリーグへの共鳴は、リーグ独特の権限集中を排除した構造によるものであり、草の根レベルの1000の地方よび50の州リーグ、コロンビア特別区、プエルトリコ、ヴァージン諸島、香港に所在するリーグで構成される強力なパートナーを持つ全国組織である。
先述のパートナーの一つであるテキサス地区のヒューストン女性有権者リーグは、職員がその選挙区の政治家に関する有権者の問い合わせに素早く回答できる使いやすいデーターベースの入手を望んでいた。その当時、ヒューストンリーグの秘書とボランティアたちは、コンピュータから印刷した3インチの分厚い印刷物を使用し、まず該当する政治家の選挙区を割り出し、別の大きな印刷物からその政治家らに関する情報検索をしなければならなかった。このような作業に数分かかり、多くの質問に回答しなければならない小さなオフィスでは、特に選挙前の煩雑期において多くのフラストレーションとなった。
効率よく問い合わせに回答するため、ヒューストングループはMacintoshコンピュータを使用したデータベースを開発しPCベースのネットワーク上でのその最終プログラムを使用する必要があった。そのクロスプラットフォーム能力とパワフルな言語プログラミングによって4D環境が選択されたのである。4D社は4Dプログラムを公共サービスとして提供した。4D開発者のリチャード・ゲイとLWVのWebマスターである彼の息子マーティン・ゲイはその4Dシステムの開発中にサポートを行い当該地区政治家のデータベースを素早く開発することを可能にした。
このデータベースは、LWVで数年にわたり順調に使用されている。このプログラムは、住所を表示するためにAutomated Solutions社製プラグインAreaList Pro 7.7を用いて職員やボランティアに適切な住所を選択させ、その選挙区番号を割り出す。インタフェースは、ただ地区名を入力すれば、どの選挙区と住所区域がその地区に該当するかの分類内訳を出力可能にする。選択範囲を絞り込むことで自動的に議員らに関する情報(名前、事務所住所、電話番号)が画面上に現れるのである。市民はこうして議員らに連絡を取ることが可能になり、本当の意味でのデモクラシーが行われている。
4Dの助力のもとにヒューストンリーグにより提供されているサービスは、ヒューストン地区において多くの人々に感謝されている。