ソーガス・ユニオン・スクール学区(The Saugus Union School District (SUSD)。合同学区の管理する小学校・中等学校)では、MacintoshとWndowsの両方をクライアントに持つハイパフォーマンスなクライアント/サーバ型のRDBMS(Relational Database ManagemantSystem)の必要性を感じていた。そのソリューションはフレキシブルで、問題なく動作し、IT 関連セクションにとって既存の多くの要求から生ずるプログラミングの時間をあまり必要としないものであった。そしてSUSDは、彼らの学校区の必要に本当に見合う唯一の開発ツールは4th Dimensonであることを認識した。
ジム・クライン氏は、インフォメーション・サービスディレクターとして、そして唯一の技術スタッフとしてSUSDに赴任した。クライン氏は、学校がデータの効果的な運用を行っていないことに驚いた。つまり、7つの独立したデータベースそしてスプレッドシートが存在したが、データのコピーが散在していた。全データベースは類似した情報を含み、それらの間では多くのデータの重複がしていた。すべてのこれらのデータの同期をとり続けることはあまり効果的ではなかった。経理部はWindowsをベースに業務を行っていたが、人事部はMacOSベースの業務であった。この部署間でのプラットフォームの混在とデータベース間の相互運用性の欠落はコミュニーションを阻害した。
さらに、そのソフトウェアの利用者は、それを利用してレポート、定型文書、ラベルを作成することは、困難である(または不可能である)と考えていた。最良の方法としては、職員がその仕事を行うために、試験的にデータをプログラムからあるプログラムへ移動させることだった。情報は必要とされたフォームをつくるために単純に類別されるかまたは再分類された。
クライン氏は、クロスプラットフォームの互換性と迅速な開発は主要なシステム要求項目であると結論づけ、問題の分析を行った。より重要なことは、データベース管理の他にも責任を持つ一人の人物がシステムを管理しなければならないことであった。「私は多くの選択肢の中からよく考え、多くの可能なソリューションを探しましたが、私にとって完全に必要を満たすものは4th Dimensionの他には何もありませんでした。」とクライン氏は語る。
数週間で、人事部はそのデータベースへの入力を開始した。4Dの拡張的なデータ入力方法は、他のシステムで必要とされる多くのデータ変換や再入力の手間を軽減した、これにより人事部はおよそ1日でデータ入力を完了させた。
人事部はデータ入力を行いシステムを運用していたが、経理部によって要求された機能がこのシステムに組み込まれた。「私が感じた最大の利点のひとつは、システムが使用されている間に開発を行うことができることです。このことによって私たちはすでにオンラインで利用しているユーザに少しずつ利用してもらうことが可能になりました。」とクライン氏は語る。
数週間以内に、経理部のWindowsマシンは、すべてのマシン上で一貫したユーザインタフェースのための追加プログラムを行うことなく、オンライン上でシステムが利用できるようになった。「私は4Dが本当のクロスプラットフォームであり、一回の入力でどのマシンでも動作するプログラムであることがわかりました。」とクライン氏は語る。
このことによりSUSDはすぐさま生産性の向上を実現させた。各部門はデータを重複させることはなく、職員は協力して働きはじめた。また、4Dと4D Writeのようなプラグインによって、かつてデータを完全にするために複数のプログラムを実行させる必要のあったデータベースへの機能の統合が可能になった。そして職員は、データ入力の時間を節約し最終的に定型文書やレポートを作成するための情報を組み入れることができるようになった。
SUSDは、スタッフが業務命令、授業登録、職員データベースなどの情報にアクセスできるように4DのWeb機能を使用したネットワークの拡張とWebへの接続を決定した。このことによりスタッフとメンテナンスを行う職員間の新しいコミュニケーションがはじまった。クライン氏は、スタッフがオンライン上でアクセスを行いデータを入力し、4Dデータベースに直接送ることができるようにSUSDのためのWebフォームを作成した。Javaサーブレットと4D ODBCドライバを利用することで、SUSDのWebサイトでは安全に職員の個人情報へのアクセスができる。プログラムがオフィスの職員データベースを基礎にした4Dに直接接続されているため常に情報の更新が行われる。
クライン氏はこのコンピュータシステムをひとつのモデル、つまりフリーの授業をメンバースタッフやコミュニティに提供するために、周囲の学区を中央に接続するもうひとつのシステムをつくるためのモデルとして使用した。クライン氏のシステムが接続する学校のネットワークはサンタ・クラリタ・バレー・テクノロジー・コンソーティウム(Santa Clarita Valley Technology Consortium =SCVTC)と呼ばれる。
クライン氏は、教師と学生が受講可能な授業のリストを閲覧でき、これらの授業に登録ができるSCVTCのwebサイトを構築するために4Dを利用したが、このシステムは自動的にユーザのスケジュールの重複をチェックし、授業の概要情報を提供する。管理者は授業に関する記述の追加・修正が可能であり、登録された名簿リストの印刷、学生の登録を行う。このシステムを開発することは非常に簡単であり、設計から運用までウィークエンドを利用するだけであった。
その後、クライン氏はこれは紙でできた用紙の必要性を減少させる目的で、SCVTC web サイト用にSUSDのWebフォームシステムの修正を行った。このフォームは実際に印刷されたものと同様に見え、フォームのデータは中央の4Dデータベースに保存される。そのため、そのフォームは、どんな場所からも簡単に検索や変更を行うことができる。
4th DimensionはSUSDとSCVTCのデータを元にした活動の基盤であり続ける。それは信じがたいほどに柔軟なソリューションであり、要求されるデータベースの必要を満たすことを誇りにする。「4Dのパフォーマンス、堅牢さ、そして信頼性によって、私たちが一貫して新しく形作るアプリケーションをSUSD内部のユーザやコミュニティに提供することが可能になりました。」とクライン氏は言葉を結ぶ。