美容業界専門の唯一の就職情報媒体「リクエストQJ 」を発行する株式会社セイファートは、4D を基幹システムとして運用を行っている。同社が1991 年に設立とともに雑誌発行を開始した当時は社員数7 名の小規模の企業であったが、現在は社員数約70 名までに拡大し今後も広く事業を展開する計画である。美容業界において求人情報を単純に配信するだけはなく、美容業界の真の意味での素晴らしさを就職期の学生にアプローチするとともに、顧客としての美容室に対して共同し、採用、教育、販売促進に至るトータルな意味での様々なプロデュースを行っている。まさに近年の美容師ブームを陰で支えてきた企業である。「美容業界の人事部的な役割を果たすことで優秀な人材を業界に送り出したいと考えています。」(セイファート 代表取締役社長 長谷川高志氏)
この4D によるシステムは、セイファートにとって必要美容業界専門の唯一の就職情報媒体「リクエストQJ 」を発行する株式会社セイファートでは、営業活動支援から雑誌編集作業まで4D を基幹システムとして導入。4D をフルに利用した活動を展開している。不可欠な作業である求人情報誌のページのコマ割(台割)作業も支援する。営業スタッフが契約してきた広告内容、掲載期限、サイズ等の情報を事前に登録することで、全体の構成や作業の進行状況を把握できるだけではなく、ページ全体のレイアウトを行うために各広告を自動的に適当なページ、またそのページ内の振分け、指定を行うこともできる。このことにより、手作業により従来2 日間を要した作業が、わずか2 分程度で完了させることが可能となった。これは4D が強力な開発ツールであるために実現できた機能でもある。

セイファートのシステムは基本的なクライアント/サーバ型のシステムであり、合計70 台に及ぶMacintosh とWindows を端末マシンとして利用を行っている。4D を導入する以前は、過去に他のデータベースソフトによる各種データの管理を行っていたが、雑誌発行に伴う事業拡大に備えて実務に耐えうる本格的なデータベースシステムの導入の検討を行い、機能、価格および開発コストを考慮した上で4D が採用された。また、導入当初は長谷川氏自らも開発に参加した。このように経営者自身が開発に携わることは、すなわちシステム全体を最も理解する人物が開発を行うことであり、サクセスフルなソリューションとして結実した理由のひとつである。
この基幹システムは、営業支援、経理、雑誌編集など業務のほぼ全体をカバーし運用されている。セイファートの業務形態は一人の顧客に対して複数の部門からのアプローチを行う方法であり、このような同時進行する業務をトータルで考える管理方法にこの基幹システムはうまく適合している。つまり広告主となりうる美容サロンに対し、営業スタッフだけでなく制作スタッフはもちろんのこと、コンサルティング部門やインターネット部門、関連情報媒体への紹介を行う部門など含め最大7部門からのアプローチを行うことが可能な体制である。このような、一人の営業スタッフにすべての業務を一任するのではなく各業務に特化した専門のスタッフが個別にアポイントが取れる体制で業務を進める場合、各部門の間で情報を共有する必然性が生ずる。このシステムの場合、基幹システムでありながら情報を引き出すだけのデータベースとしてではなく、まさに「生きた基幹システム」として利用されているのである。
このシステムは、営業スタッフのために社外からの必要な情報のノートパソコンへの取り込みもサポートする。つまり、電話番号、所在地などはもちろんのこと、契約情報、広告掲載実績などの顧客データを必要に応じて取り込むことで営業支援を行うことができる。また過去の掲載広告をパソコンの画面上で確認できることにより、プレゼンテーションにも役立てることが可能である。情報はWeb ブラウザを利用して取得できるが、このことは4D が単なるデータベースではなくWeb に対応した十分な機能を持つからに他ならない。
なお4D は本来データベースであるとともにWeb サーバでもあり、特に別のWeb サーバを構築する必要はないが、同社ではデータベースサーバの他に意図的に1 台のWebサーバを含んだシステムを構築している。それは、このクライアント/サーバシステムの他に4D によるWeb をベースにした社内システム(電子掲示板などを含むグループウェア)を同時に運用し、またより高いセキュリティを求めたためでもある。もちろんデータベースサーバと異なるWeb サーバを設置することも可能ではあるが、4D をWeb サーバとして利用することにより、プログラムの親和性を生かすことができるのは言うまでもない。データベースサーバとWeb サーバを分離した場合でも、特に開発者にとって利便性の高い環境を提供できる4D の利点を生かしたシステムでもある。
セイファートが4D によるシステムの導入をはじめた10年前、まだ規模の小さいシステムではあったが、時代と共にまた4D のバージョンと共にシステムも拡張、機能を向上させてきた。事業拡大と共にシステムもそれに応じて拡張、改良が加えられる必要があるが、比較的簡単にシステムに変更を加えることができるのが4D の利点でもある。今後は特に広告や雑誌のページ作成の自動化を計画中であり、また状況に応じてカスタマイズを行う予定である。「4D のコンセプトである”小さく生んで大きく育てる”開発方法は、我々の会社に本当にうまくあてはまりました。」(長谷川高志氏)
(2001 年11 月)
» 株式会社セイファート
本社 東京都世田谷区
美容業界唯一の専門就職情報媒体の発行などを行う
http://www.be-site.com/