ビルゲイツ夫妻、ブッシュ大統領夫妻、トム・ピーターズ…。彼らの共通点は何だろうか。それはStave Puzzles社の顧客であるということだ。
バーモント州、Norwich市に位置するStave Puzzles社は最高品質の木製ハンドメイド・ジグソーパズルを1974年から作り続けている。1991年には、ビジネス管理の教祖的存在であるトム・ピーターズは「最優秀製品賞(Product of the Year)」にStave Puzzles社を選んだ。「Stave Puzzles社は、目立たなくても業務はきちんと処理してくれる、そんな会社の典型です。最高のサービスを、期日中にお客様が満足する形で、というよりむしろお客様が感激するような形で提供してくれる。そんな会社なのです」とピーターズは語る。
1991年、Stave Puzzles社の経営者であるSteve Richardson氏は、会社のデータベース管理に4Dを採用することに決めた。4DでSSS 4 Computer Solutions社が開発したカスタムアプリケーションソフト「LLC」によりStave社の日常業務のほとんどが管理される。Stave Puzzles社は直接製品のマーケティングを行うため、このアプリケーションソフトのメインフォーカスはマーケティングとセールスに絞られた。
4Dアプリケーションは、各種モジュールにより構成されている。Customer Module(顧客モジュール)はデータベースのハブであり、広範囲にわたる顧客情報が含まれている。このモジュールと他のモジュールにリンクさせると、Stave社の社員全員が顧客の注文や支払い状況、他の顧客との関係、キャンペーンプログラムに参加したことがあるかどうかなど、様々な顧客の履歴をチェックすることができる。こういった情報のおかげで顧客の購入傾向をもとにマーケティング対策のカスタマイズを行うことが可能になる。
データベース自体は非常に多様的にデザインされており、スクリーンやレポートは、それぞれの社員が必要に応じた情報のみを得られるように編集することができる。
ほとんどのパズルは、オーダーメイドで受注後にカットされるため、製造や出荷情報はすべて保存しておかなければならない。Order Module(受注モジュール)に含まれる情報はProduction Module(製造モジュール)にリンクされている。この詳細な情報を利用して販売記録や出荷記録、出荷予定、生産やマーケティングについての取り組みなど、すべてのカスタムレポートを作成することができる。
セールスや出荷目標に重点をおくStave社では、Inventory Module(在庫管理モジュール)にStave社で製造されたすべてのパズルの記録が残される。これには数百点におよぶStave自身のデザインやStave社がパズルで使うためのライセンスを取得した数千点におよぶデザイン情報も含まれる。
Stave社のデータベースは大変複雑なので、正確な情報を維持し、よりスムーズにより効果的なマーケティングを行うために、この他にも多くのモジュールが作られてきた。
また、Stave Puzzle社は会社のウェブサイトにも4Dのアプリケーションを利用している。4D Web ServerおよびActive 4Dを使い、1,100以上のデザインをウェブサイトなどで公開している。ユーザはアーティスト別、テーマ別、またはキーワードによる検索でデザインを選択することができる。